
初めてでも安心!一目でわかる熨斗選び

水引/熨斗紙

赤/金 結び切り
結び切りは一度結ぶと簡単にほどけない形が特徴で、「二度と繰り返さない」ことを意味します。結婚祝いやお見舞いにお使いいただけます。

赤/金 蝶結び
蝶結びは結び切りとは反対に、何度でも簡単に結び直せるのが特徴です。そのため、「何度あっても嬉しい」お祝い事に使われます。出産祝いや一般的な贈り物に最適です。

白/黒 結び切り
弔事(葬儀や法要)に用いられる水引の結び方で、「不幸が繰り返されないように」という願いが込められています。香典や法要、お供え物にお使いいただけます。

白/黄 結び切り
白/黒 結び切りと同様に葬儀や法要、香典返しなどに使われます。白/黒と同じ用途で使用できますが、関西地方から西の地域で主に白/黄の水引が使われます。
短冊熨斗

表書きの種類

内祝
もらったお祝いのお返しとして贈る時に適しています。新築内祝いや快気内祝い、成人祝いのお返しなどにお使いください。(出産内祝いと結婚内祝いについては別途熨斗がありますので、そちらをお使いください。)

御祝
さまざまなお祝い事で使える汎用的な熨斗です。特に明確な目的がなく、何か良いことがあった人へのお祝いにご使用いただけます。例:知人の昇進、資格取得、合格、表彰、開店・開業、新築祝いなど

無地
何かのお祝いとして贈りたいが、具体的な表書きを避けたい時におすすめです。「御礼」や「感謝」という表書きを入れないことでカジュアルにお贈りいただけます。

出産内祝
出産内祝い(出産祝いのお返し)にお使いください。タイミングは赤ちゃんの生後1か月頃(お宮参りの時期)まで、相場はいただいた金額の半額〜3分の1程度とされています。

結婚内祝
結婚内祝い(結婚祝いのお返し)にお使いください。タイミングは挙式・入籍後 1か月以内、相場はただいた金額の半額〜3分の1程度とされています。

御見舞
熨斗には「お祝い」の意味があるため、御見舞で贈る際は、熨斗なしの掛け紙をつけます。また、基本的には二度と繰り返さないようにという意味を込めて紅白の結び切りの水引を使います。

快気祝
怪我や病気が完治し、普通の生活に戻られた時にお使いください。御見舞と異なり、お祝いの意味があるため熨斗ありの掛け紙になります。一般的に消えもの(お菓子・調味料・洗剤)などが贈られます。

御仏前
御仏前の掛け紙では弔事のため熨斗はつけません。また、不幸が繰り返さないように、黒白結び切りや黄白結び切りの水引を使用します。神道・キリスト教の方へは使用しないように注意してください。

志
遺族から香典をくださった方へお礼を贈る際にお使いください。御仏前同様に、熨斗なし・黒白結び切りまたは黄白結び切りを使用します。神式では「偲び草」、キリスト教では「記念品」と書かれることもあります。

お供
御仏前の表書きと同じようにお使いいただけます。亡くなった日の四十九日前後で「御霊前」「御仏前」を使い分けますが、亡くなった日がわからない場合に「お供」をお使いください。

熨斗(のし)とは?
熨斗(のし)とは、日本の贈答文化において、贈り物に添える飾りや包み紙に付けられるもののことを指します。熨斗は「祝いの気持ちを表すもの」として、結婚祝い・出産祝い・お歳暮・お中元・快気祝いなど、さまざまな場面で使用されます。現代では、包装紙に印刷された「のし紙」や、水引とともに添えられる「のし飾り」などの形で見られます。

熨斗の起源と意味
熨斗の起源は、平安時代までさかのぼります。もともとは「熨斗鮑(のしあわび)」と呼ばれる薄く伸ばした干し鮑(あわび)を贈り物に添えていました。これは、長寿や繁栄を願う意味がありました。現代の熨斗は、その風習が簡略化されたものであり、熨斗鮑を模した「熨斗紙」や「熨斗袋」が使われています。熨斗の基本的な意味は 「祝意」であり、お祝いの贈り物や感謝の気持ちを込めた贈り物に添えられます。しかし、弔事(お葬式・香典返しなど)では熨斗は使用されません。

熨斗の種類
熨斗にはいくつかの種類があり、用途に応じて選ぶ必要があります。
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①熨斗紙
贈り物の包装に使われる紙で、上部に熨斗飾りと水引が印刷されています。のし紙は 「内のし」(包装紙の内側にのしを付ける)と「外のし」(包装紙の外側にのしを付ける)があります。内のしは控えめに贈りたい場合(お歳暮やお中元)に、外のしはお祝いの場などで贈り物を強調したい場合(結婚祝い・出産祝い)におすすめです。
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②熨斗袋(のしぶくろ)
お祝いのお金を包むための袋で、金封とも呼ばれます。例えば、結婚式のご祝儀袋や出産祝いの封筒には熨斗が付いています。
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③熨斗付きギフト包装
百貨店やギフトショップでは、熨斗が印刷された包装紙や、熨斗シールが付けられたギフトラッピングが提供されています。

